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側弯症

症状

正常な脊柱は正面あるいは背面から見ると、ほぼまっすぐな状態になっています。
側弯症(そくわんしょう)は、その脊柱が左右に曲がってしまった状態で、同時にねじれが生じることもあります。
外見からは、左右の肩の高さの違いや、肩甲骨(けんこうこつ)の突出、ウエストのくびれ部分の左右差、前屈した時の肋骨や腰部の隆起などの変形がみられます。
また進行すると、心理的ストレスの原因となったり、背中や腰への痛み、呼吸機能の低下や神経障害を生じる場合があります。

主な症状

  • 左右の肩や腰の高さが違う。
  • 片方の肩甲骨が盛り上がっている。
  • 背中や腰が痛む。
  • 呼吸機能障害がある。
  • 神経障害がある。

脊柱の構造

背中の骨である脊椎が柱状につながった状態を脊柱と呼びます。
脊柱は7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎、仙骨、尾骨で構成されています。
頸椎、胸椎、腰椎の脊椎を形成する1つ1つの骨は椎骨と呼ばれます。
各椎骨は椎体と椎弓からなり、その間を脊髄が通っています。
その部分は脊柱管と呼ばれます。
また、各椎骨の間には軟骨の一種である椎間板があります。
椎間板は、タイヤのゴムのような形をした薄い軟骨が層になっている線維輪と、その中のゼリー状になった髄核(ずいかく)から成っています。
椎間板は柔軟性があり、脊柱にかかる負荷や衝撃を緩和するクッションの役割を果たしたり、脊柱を前後左右に曲げる動作を滑らかにしたりする働きがあります。
正常な脊柱は、前から見るとほぼ真っすぐな状態ですが、横からみると直線ではなく緩やかなS字カーブを描いています。
このS字カーブのことを生理的弯曲と呼びます。

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主な原因

側弯症は、非構築性側弯と構築性側弯に大別されます。
非構築性側弯は機能性側弯症と呼ばれる、疼痛、姿勢、下肢長差などが原因となる一時的な側弯状態です。
弯曲は軽度で、脊椎のねじれを伴わず、それらの原因を取り除くことで改善するものがほとんどです。
一方の構築性側弯は、脊柱のねじれを伴った側方への弯曲で、正常な状態に戻らなくなったものを言います。
原因となる病気が特定できているものと未だに不明なものがあります。
以下は構築性側弯に分類される、主な側弯症です。

1.特発性側弯症
特発性側弯症は、側弯症の大半を占めるものです。
その原因には遺伝子の関与が考えられていますが、未だに明らかにはなっていません。
この特発性側弯症は発症年齢により、乳児期側弯(3歳以下)、学童期側弯(3~9歳)、思春期側弯(10歳前後)に分けられます。
乳児期側弯は、男児に多くみられます。
多くは自然治癒するものの、中には強い進行を呈するものがあります。
思春期側弯は、特発性側弯症の中でも最も高率にみられ、女児に圧倒的に多く、側弯の形にも共通性があります。
また、右凸での胸椎側弯がみられます。
2.先天性側弯症
生まれつき脊椎などに奇形があり、成長するにつれて左右の成長差が出てくることによって側弯症に進展するものです。
3.神経原性側弯症/筋原性側弯
脊髄神経や背筋の麻痺が原因で起こります。

治療法

側弯症の治療は側弯の程度や年齢、骨の成熟度などにより、それぞれ段階的に決められます。
成長期で軽度(側弯が20~25°以下)の場合には経過観察をし、進行の程度をはかります。
中度(側弯が25~40°)の側弯症には、進行を防止するために装具治療が行われます。
思春期側弯症では約45~50°以上の場合、手術が行われることがあります。