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ランニング障害
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ランニング障害

腸脛靭帯炎について


原因

ランニングを主に登山、サッカー、バスケなど競技の中にランニングが入ってくるものに多く起こります。
走る動作で膝の屈伸運動を繰り返すことによって腸脛靱帯が膝の外側(大腿骨外側顆)
と接触(こすれる)して炎症を起こし、疼痛が発生します。


なぜ腸脛靭帯がこすれるか?

大腿筋膜張筋という筋肉が関係しています。
腸脛靭帯は大腿筋膜張筋から連なる靭帯です。
よって大腿筋膜張筋が張ってくると連結している腸脛靭帯が緊張してしまいます。


なぜ大腿筋膜張筋が張るのか?

大腿筋膜張筋という筋肉が関係しています。
腸脛靭帯は大腿筋膜張筋から連なる靭帯です。
よって大腿筋膜張筋が張ってくると連結している腸脛靭帯が緊張してしまいます。

これには様々な理由があります。

① 中臀筋、腸腰筋の筋力低下です。
この二つの筋肉の筋力が低下することにより、走りなどの動作時に大腿筋膜張筋で代償することにより張ってくることが考えられます。

② knee-in
膝が内側に入ってしまうことにより大腿筋膜張筋が引き伸ばされ張ってくることが考えられます。



③扁平足
足部の縦アーチが崩れることによりknee-inが誘発され同じ症状が出てきます。



④骨盤の後傾と回旋異常
臀部の筋力低下や臀筋群の硬さが出てくると、ランニング動作時に骨盤がうまく回旋できなくなってきます。
すると、通常前傾している骨盤が後傾していきます。
後傾するに従って股関節が外側に開いてしまい(外旋)大腿筋膜張筋が張り、knee-in toe-outになる事が考えられます。
(肩甲骨の柔軟性が低下すると、写真の様に肩甲骨が上手に後ろに引けない為、骨盤の回旋も出ずらくなります)




診断

診断には以下の方法があります。

①膝の外側に押したときの痛み

②超音波検査

③整形外科的テスト


・ober test
(中殿筋・大腿筋膜張筋・腸脛靭帯の柔軟性を見ます)
検査する方の足を上に横向に寝ます。
股関節を曲げずに、検査側の膝をベッドにつけるように押します。
膝がベッドに着かなければ陽性です。




・G-Max test
仰向けに寝たまま股関節・膝を曲げ、足を外に広げます。
その後膝・股関節を曲げたまま体の中心に足を閉じます。
体の正面まで閉じることができなければ陽性です。



・グラスピングテスト
膝を90度まで曲げ、膝関節の外側を抑えたまま膝を伸ばし、痛みが出たときは陽性です。


治療


治療法には2種類あります。

①痛みを取る治療

炎症が起こることによって痛みが発生しているので、炎症を抑える治療は有効です。

・消炎鎮痛薬の内服
ロキソニンなどの痛み止めは、ただ痛みを感じさせなくしているのではなく、痛みの原因である炎症を抑えるので治療として理にかなっているといえます。

・ステロイド注射
ステロイドも炎症を抑える薬であり、短期的には非常に有効です。

・体外衝撃波
体外衝撃波は、痛みを感じる自由神経終末を変性させ、痛みを伝える物質を減少させることによって早期の除痛効果を発揮します。
また組織再生因子の増加や血管の再生を促進させたりすることで組織の修復を促し痛みを改善させます。
詳しくはこちらのページをご覧ください。

>> 体外衝撃波疼痛治療

②原因の治療
原因改善の治療は運動療法が効果的です。
大腿筋膜張筋、外側広筋(太ももの外側の筋肉)にストレッチや徒手療法。
中殿筋や小殿筋(おしりの外側の筋肉)の筋力トレーニングや、体幹トレーニングなどをし、機能の改善を図ります。



腸脛靭帯炎ストレッチ


(1) ハムストリングスのストレッチ





痛すぎない適度な“つっぱり感”が出る所で30秒×2セット伸ばしましょう。

Point
膝を曲げない様に。
背中を丸めない(骨盤から前へ倒す意識で)
膝とつま先は開かずまっすぐに。
1セット目より2セット目はより深く、反動はつけない様に。



(2) ① 腸脛靭帯炎ストレッチ







痛すぎない適度な“つっぱり感”が出る所で30秒×2セット伸ばしましょう。

Point
伸ばす方の外側のくるぶし反対側の足の膝の上にひっかけます。
下腿(すね)を体と平行にし、体をすねに近ずける。
おしりにツッパリ感が出ていればOKです。
1セット目より2セット目はより深く、反動をつけない様に。



(2) ② 臀部ストレッチ



痛すぎない適度な“つっぱり感”が出る所で30秒×2セット伸ばしましょう。

Point
臀部のストレッチ(1)でかけていた足を倒し、伸ばす側の膝を胸に近づける。
胸に近づけた足を両手で抱える。
おしりにツッパリ感が出ていればOKです。
1セット目より2セット目はより深く、反動をつけない様に。



(2) ③ 殿筋ストレッチ





痛すぎない適度な“つっぱり感”が出る所で30秒×2セット伸ばしましょう。

Point
①②で臀部を伸ばした後に③のストレッチをしてください。
仰向けで寝ます。
両手を広げ床から肩甲骨を離さない様に固定します。
伸ばす方の足を体幹を越え逆側に持っていきストレッチします。
この時骨盤が浮いていてもOKです。
体幹~おしりにツッパリ感が出ていればOKです。
1セット目より2セット目はより深く、反動をつけない様に。



(5) 外側広筋ストレッチ





痛すぎない適度な“つっぱり感”が出る所で30秒×2セット伸ばしましょう。

Point
長座の姿勢をとり伸ばす方の足を折り曲げます。
足の内側を地面につけます。
ツッパリ感が出るところまで身体をう後ろに反ります。
適度なツッパリ感があればOKです。
1セット目より2セット目はより深く、反動をつけない様に。



(6) ① 腸脛靭帯のストレッチ







痛すぎない適度な“つっぱり感”が出る所で30秒×2セット伸ばしましょう。

Point
仰向けで伸ばす方の足を内側に倒します。
伸ばさない方の踵を膝の上に乗せ更に内側に倒します。
外側の太ももにツッパリ感が出ていればOKです。



(6) ② 腸脛靭帯のストレッチ





痛すぎない適度な“つっぱり感”が出る所で30秒×2セット伸ばしましょう。

Point
立位で伸ばす方の足を後ろに交差させて、前屈します。
伸ばす足のつま先を同側の手で触ります。
骨盤をストレッチしている側に回しましょう。
太ももの外側にツッパリ感があればOKです。



(6) ③ 腸脛靭帯のストレッチ





痛すぎない適度な“つっぱり感”が出る所で30秒×2セット伸ばしましょう。

Point
ベットや椅子などを利用し横向けでベットに肘を付けます。
足をベットなどから離していき伸ばさない側の足を前に出します。
骨盤を垂直方向に倒していきます。
太ももの外側にツッパリ感があればOKです。