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先天性股関節脱臼

症状

先天性股関節脱臼は新生児~幼児期にみられる疾患で、大腿骨の骨頭が寛骨臼(かんきゅうこつ)から脱臼および亜脱臼している状態です。
外傷性脱臼とは異なって先天性の場合、大腿骨頭が関節包に覆われたまま脱臼しているため児童には痛みがなく、股関節の開き具合や脚の長さなどで診断します。

主な症状

  • 股関節の開きが悪い(開排制限)。
  • 左右の脚の長さが異なる。
  • 股関節を動かす時にクリック音がする。

股関節の構造

イメージ

股関節はボール状になった大腿骨頭とソケット状の寛骨臼(かんこつきゅう)から成る関節です。
関節表面は軟骨に覆われているので、関節がスムーズに動くようになっています。
運動は制限されますが、屈曲、伸展、内転、外転、回旋といった動きが可能となります。

主な原因

先天性股関節脱臼は、新生児~生後6ヶ月の間にみられる場合と生後1年前後でみられる場合があります。
前者では、1970年頃までは発生率が約1%でしたが、現在の日本では小児健診が発達したため急激に減少し、約0.3%未満となっています。
その中でも比較的、女児に起こる場合や左側の股関節に起こる場合が多いようです。
後者は乳児健診で見逃された脱臼で、歩行開始の遅れや正常に歩行ができないということで受診し、発見されることがあります。
いずれも先天的に関節弛緩が強く不安定な股関節に対して、周産期に何らかの外力が加わることで脱臼してしまう場合がほとんどです。

治療法

先天性股関節脱臼は、早期発見・治療によって経過は良好となります。
治療は一般的な装具による治療や牽引療法などの保存的治療が行われます。
また、場合によっては、おむつや衣服の使用に対する注意や抱き方の指導が行われることもあります。