女性アスリート外来 female-athlete
女性アスリート外来について
女性アスリートが陥りやすい3つの障害を「Female Athelete Triad; FAT」といわれています。
食事から摂取するエネルギーが運動によって消費されるエネルギーを下回ると『利用可能エネルギーの減少』状態となり、生理が不規則になる、止まってしまう『視床下部性無月経』の原因となります。更に女性ホルモンの乱れや栄養不足は『骨粗しょう症』につながります。
日本の中高生アスリートの約80%がこのFATの危険性を有しているともいわれています。
また、エネルギー不足は貧血の原因にもなります。
疲労骨折を繰り返している、持久力・集中力が低下した、疲れがとれないなどの症状はFATが背後にある可能性があります。
10-20代は骨密度を高めるために非常に大事な時期です。この期間に十分な骨密度が獲得されないと将来骨粗しょう症になるリスクが格段にあがります。
スポーツが現在・将来の健康を脅かすことのないようケアすることが重要です。
女性アスリート外来では、FATのリスクをスクリーニングし、骨密度測定、採血でヘモグロビン、カルシウム、ビタミンDや骨代謝マーカーなどの測定を行ないます。
また外傷だけでなく、スポーツに伴う女性特有の症状に関して、「何科を受診していいかわからない。」という方も気軽に相談ください。
担当医師について
女性アスリート外来は川副 陽子先生が担当します。
川副先生について詳しくはこちらをご覧ください。