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膝蓋腱炎(ジャンパー膝)

症状

膝蓋腱炎には、膝蓋腱の付着部である脛骨結節でみられるオスグット・シュラッター病(Osgood-Schlatter disease)と、膝蓋骨の下極部に起こるラルセン病(Sinding-Larsen- Johansson disease)の2種類があります。
どちらも発見者の名前から付けられた疾患です。
この2種類は発症する場所の違いだけであり、症状のほとんどは同じで、着地動作やダッシュ・急激なストップ等の運動時に膝の下部に痛みが生じたり、膝に軽度の腫脹や熱感がみられたりすることがあります。
ただ、オスグット・シュラッター病の場合には、脛骨結節に突出がみられるのが特徴です。
成長期の子供に多い疾患で、安静時には痛みは落ち着きますが、スポーツ活動を再開すると再発します。
成長期を過ぎた頃から、症状は軽くなっていきます。

主な症状

  • スポーツ活動中に痛みがある。
  • 膝の下部に腫れや熱が生じる。
  • 脛骨結節に突出がみられる(オスグット・シュラッター病)。

膝関節の構造【大腿四頭筋~脛骨結節】

イメージ

膝関節の伸展機構となる大腿四頭筋(だいたいしとうきん)は大腿部の前面にある強大な筋で、大腿直筋、内側広筋、中間広筋、外側広筋の4つの筋から成ります。
大腿四頭筋は膝蓋骨を経て、膝蓋靱帯となり、脛骨に付着します。
この付着部分には脛骨結節という骨の出っ張りがあり、成長期までは骨端線(こったんせん)と呼ばれる軟骨の状態になっています。

主な原因

膝蓋腱炎は、成長期の少年少女、特にジャンプやダッシュ動作の多いバスケットボールやバレーボール、テニス、サッカーなどを行っている際に多く発症し、ジャンパー膝とも呼ばれます。
原因としては、ジャンプ動作やランニング等の繰り返しにより、膝に強いストレスがかかることで、大腿四頭筋の付着部である脛骨結節や膝蓋骨と膝蓋腱の付着部の骨が剥がれてしまうことにより炎症が起こり、痛みが生じます。
それぞれ、骨端線閉鎖前の未成熟な状態に、繰り返し牽引力が加わることで損傷が生じると考えられています。

治療法

成長期に起こる一過性の疾患なので、成長が止まり、骨端線が閉じれば、多くの場合は治癒します。
この時期には悪化させないためにも、スポーツ活動を控えることが大切です。

膝蓋腱炎の治療においては、基本的に手術療法が行われることは無く、症状が治まってくるまで保存的治療を進めていきます。
治療の際には、運動は一時的に休止し、応急処置としてアイスマッサージをしたり、筋肉を柔軟にするためのストレッチや筋力トレーニングを行ったりします。
痛みが強い場合には消炎鎮痛薬を用いたり、超音波や低周波などの物理療法を行ったりする場合もあります。
ごく稀なケースですが、成人になっても症状が残り、脛骨結節に小骨片があるような人に対しては、小骨片を摘出する手術が行われることがあります。