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肩腱板損傷(断裂)

症状

肩の腱板に損傷を来たした結果、炎症を起こして痛みが生じる疾患です。
この痛みは寝ている姿勢で強くなることがあり、夜間に肩の痛みで目覚めてしまうといった睡眠障害を招く場合もあります。
また、挙上困難と言って腕を挙げる際に痛みが走ったり、力が入りにくくなったりといった症状が現れます。
五十肩と症状は似ていますが、一番の大きな違いは拘縮(こうしゅく)、すなわち関節が固くなって動きが悪くなることが少ないということです。

主な症状

  • 肩が痛む。
  • 痛くて手が挙がらない。
  • 就寝時の痛み(夜間痛)による睡眠障害
  • 手を挙げた際、一定の角度になった時にだけ痛みが走る(ペインフルアーク)。
  • 筋力が低下する。

肩関節の構造【腱板・滑液包】

肩関節には肩の運動するための様々な筋が存在しますが、その中でも重要な働きをしているのが腱板(Rotator Cuff:ローテーターカフ)と呼ばれる筋群です。
腱板は肩甲骨(けんこうこつ)から上腕骨頸部に走る筋肉の集まりで、肩甲下筋(けんこうかきん)、棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋(きょくかきん)、小円筋(しょうえんきん)の4つで構成されています。
上腕骨頭表面でこれらの筋肉が一体となり、腱のようになっていることもあります(腱板)。
この腱板には、肩甲骨と上腕骨をつなぐ役割や関節の安定性を保つ働きがあります。
また、肩には人体の中で最も大きい滑液包があります。
滑液包とは滑膜で覆われた滑液やリンパ液を含んだ平らな袋状のもので、骨・軟骨と腱の骨付着部・皮膚の間にあります。
この滑液包は関節運動で起こる摩擦を軽減し、肩の広範囲な動きを円滑に行うための潤滑装置としての働きを担っています。

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主な原因

腱板断裂の原因としては、外傷により断裂してしまうケースもありますが、加齢による変性から損傷しやすい状態になり、断裂してしまうという場合が多くあります。
腱板自体も、骨と骨(肩峰と上腕骨頭)に挟まれ圧迫や摩擦を受けやすい状況にあることから解剖学的要因もあると考えられています。
また筋複部分が短く、ほとんどが薄い腱からなっていることや血流が乏しいことなどもあげられます。

治療法

腱板が断裂すると、自然に治癒することはありません。
日常生活での制限や不具合は痛みのために生じていることが多く、炎症を抑えることが治療の主眼となります。
炎症を抑えるために消炎鎮痛剤を処方したり、腱の周りの滑りを良くするためにヒアルロン酸注射を施したりすることで症状を和らげます。
その後、痛みが落ち着いてきたらリハビリを進めます。
保存的治療の効果がみられない場合、若いスポーツ選手が大きな断裂を負った場合などには、手術が行われます。